会報オカ研では、現在不思議体験談を募集している。そんな中、突如我々の前に現れたKさん（20）。なんと彼は今までにいくつもの衝撃的な恐怖体験を経験したことがあるというのだ！今回は、そんなKさんに伺った体験談の中の１つを紹介しよう。
大阪のビルのトイレで…中学生の頃の体験
それは、当時中学3年生であったKさんが友達と共に大阪府のK市にある駅前のビルに行った時の事であった。そのビルは今はほとんど使われていないような古いビルでではあるものの、特に心霊などの噂がある訳ではないのだそう。ビルのエレベーターに乗って7階へ行ったKさん達。その時、トイレに行きたくなり、トイレに入ったというKさん。するとトイレの外側から、だんだんと近づいてくるような足音が聞こえてきたのだという。
はじめは友達の足音だと思っていたKさんだが、その足音はあたかも20～30人が歩いているのではないかと思われるような騒がしい音であったそうだ。足音はさらに近づき、ついにはKさんが入っている個室の周囲の個室の扉や、窓までもがバタバタと音を立て始めた。恐怖を感じ、騒々しいのが収まるまで待っていようと個室に閉じ籠っていたKさん。すると突然、個室が暗くなったのだという。どうして暗くなったのだろうと思いながらふと床を見てみると、そこには何者かの影が。明らかに上から正体不明の何者かがKさんを覗いていたのだ！
Kさんは恐怖のあまり、下を向いていることしかできなかったという。個室に閉じ籠ってから10分ほどが経過すると、騒々しい音は収まり、何者かの影も消えた。しかし、Kさんがトイレから出ると、何やら友達が騒いでいる。どうかしたのかと尋ねると、「長い間ずっとトイレから出てこなかったから心配した」と言う友達。Kさんはトイレに入ってから出るまでを10分ほどだと体感していたのだが、時計を見てみると実際には30分もの時間が経過していたのだった。
もともといたのか、連れてきたのか…
以上がKさんに伺った大阪のビルでの恐怖体験だ。筆者はこの話を聞いた際、思っていたよりもかなり恐ろしい話だったので驚いてしまった。
ところで、なぜKさんはこのような恐怖を味わうことになったのだろうか。ここからは筆者の勝手な憶測になってしまうが、ビルは心霊スポットだと噂されていた訳では無いということを考えると、ビルで過去に事件や事故がありその犠牲者が怨霊となりさまよっている可能性は低いように思える。となるとほとんど使われていないビルの寂しげな雰囲気を気に入って霊が集まって来たのだろうか。はたまたビル自体が霊道になっていたのかもしれない。
そもそも、霊はもともとビルにいたのではなく、Kさんが連れてきてしまったものだということも考えられる。Kさん自身、「連れてきてしまいやすい」体質なのだそうで、心霊にまつわる話を友達としていただけで霊に憑かれてしまった経験もあるそうだ。もしかすると、ビルの足音や覗いてきた何者かも、Kさんがどこからか連れてきてしまったものたちなのかもしれない。
読者の皆様はどう思うだろうか。
我々は、今回の話以外にもKさんが今までに体験した恐怖体験を既にいくつか伺っているので、今後また紹介していきたいと思っている。
不思議体験談募集中！
前述した通り、オカ研では現在、不思議体験談や恐怖体験談を大募集中だ。でも、Kさんほどの衝撃的な体験したことなんて無いよ！と思っている方ももちろんいらっしゃるかもしれないが、そこは安心して欲しい。不思議な夢を見た話でも、見間違いかもしれないけど…なんて話でも、どんな話でも大歓迎。日常の中でちょっとした変な事があったら、下記フォームに記入してその話をぜひ聞かせていただきたい。
閲覧ありがとうございました！
（執筆：副会N 協力：Kさん）
